耕作放棄地に息吹を。
茶畑から生まれた ゆず・くり・さつまいも

朝霧立ち込める茶園風景が魅力の川根は今、過疎化や後継者不足、
茶葉価格の低迷などのあおりを受け、耕作放棄地が増加しています。

このままでは、まちが衰退してしまう…。そこで私たちは、耕作放棄地となった茶畑を再生し、新しい作物を育て、
まちの人たちと一緒に川根の新しい特産品をつくっていく農業関連事業に乗り出しました。

生産する農作物に共通するのは、川根らしさがあること・需要が高いこと・スマート農業に対応できること。
試行錯誤の末たどり着いたのは、ゆず・くり・さつまいもの栽培です。
熱意のある若者たちと共に、サステナブルな農業に取り組んでいます。

農地の再生から
地域の再生を目指して

耕作放棄地を生きた農地に再生することで、最終的に私たちが目指すのは地域の再生です。
川根で暮らし働く人々が、自分のまちのセールスポイントを知り、
それを暮らしや仕事に取り入れることで、ふたたび魅力あるまちに生まれ変わると信じています。
そのため生産した農作物は、地域の販売店や飲食店、宿泊施設などに提供し、まずは地産地消を目指します。
そうした取り組みを経て、地域全体で川根の良さを伝えていくことができたら、
それがもっとも有効で確実な地域再生の方法だと私たちは考えます。