川根を元気にする会社
エナジーファーム
株式会社エナジーファームの拠点は静岡県の中部、大井川の上流に位置する川根本町。
人口約6,000人、面積の約90%を森林が占める自然豊かな山合いです。
私たちは、この小さくて美しいまち・川根を元気にする会社として2015年に誕生しました。
社名の由来は、大地と人々に宿る力〈エナジー〉を育む場所〈ファーム〉にしたいという想いから。
川根の資源を活かした私たちの取り組みをご紹介します。
農業関連事業
かつて川根は、高級ブランド茶「川根茶」を生産する県内でも屈指の茶処でした。
しかし今では後継者不足などによって農地は荒廃し、耕作放棄地が増え続けているのが現状です。
エナジーファームでは、この茶畑を他の農作物の農地として生き返らせ、
お茶に変わる新たな川根ブランドの誕生を目指します。
地産地消と地方創生に本気に向き合い、川根を内側から元気にしていきます。
生産
耕作放棄地となった4〜5haの茶園を耕し、さつまいも、ゆず、くりの3つを主軸に生産しています。地域の牧場から堆肥を仕入れ、土づくりから地産地消で行います。茶園は栄養豊富で酸性土壌であるうえ、ふかふかとした柔らかい土であることから、さつまいもとの相性が抜群。また、茶生産に好環境である朝晩の寒暖差は、ゆずにとっても好環境です。川根本町産のゆずは「川根本町ゆず」として、〈しずおか食セレクション〉にも認定されています。
管理・加工
ゆずとくりは収穫したらすぐに提携先に出荷します。さつまいもは秋に収穫したのち、最低でも2ヶ月は貯蔵庫に保管して糖化を促し、甘みが増した状態で皆さまのもとにお届け。自社の加工場では、完全天日干しでつくる「干しいも」、蒸したさつまいもをペースト状にした「お芋ペースト」、「石焼き芋」や「冷凍焼き芋」などを丁寧に手作りしています。
販売・イベント出店
生産した作物や加工品を、地域のお店、自社の実店舗、オンラインショップで販売しています。また、川根の特産品をたくさんの人に知ってもらうために、マルシェやフードフェスにも積極的に参加中。イベントでは「焼き芋カー」を出動させ、冬季シーズンは石焼き芋、夏季シーズンは冷凍焼き芋などを販売しています。イベント出店のお知らせはInstagramで発信中!
食育活動
子どもたちには、「自分で育てたものを食べること」の大切さを知ってほしい。そんな思いから始めたのが、農業体験を通じた食育活動です。川根の小・中・高校生たちにさつまいもの苗を寄付し、一緒に苗を植え、秋になったら子どもたちの手で収穫してもらいます。採ったさつまいもは焼き芋にしたり、干し芋に加工したり。美味しく食べるところまでお手伝いしています。
再生可能エネルギー開発事業
太陽光発電システムによる再生可能エネルギーの開発にも取り組んでいます。
設立当初からこつこつと取り組み、所有する太陽光パネルの容量は2MW(メガワット)になりました。
太陽光発電は温室効果ガスをほとんど排出しないクリーンエネルギーであるとともに、エネルギーの国内生産にも寄与します。
地域でできる持続可能な産業として、今後も継続して取り組んでいきます。